鎌倉の海

一人暮らしの母に関する覚書き。タイトルおよび記事中の写真は内容とは関係ありません

年賀状 その2

一年前の年末年始は私の家に来てもらい、数日を一緒に過ごした。わずか一年前のことなのに、ずいぶん昔の出来事に感じる。

我が家に来た時に、年賀状が何もできていないと言っていた。それで、慌てなくても、年が明けてからゆっくりやればいいじゃないと答えた。

自宅に帰してからほどなく、年賀状が終わったと連絡があった。すごいじゃない、頑張ったねと返事をしたが、実は内心、本当に終わったのかな、と思わないでもなかった。まあ、本人が終わったと言っているのだから、終わったのだろう。

現在、母の家宛てに届いた郵便物は、私の家に転送されるように設定している。が、4日目を過ぎても、ほとんど年賀状が届かない。親戚の人には、母が現在ヒマワリにいることや、そこの住所を伝えてあるから、直接そちらに送ってくれた人もいるだろう。が、親戚以外の人には、今のところ一切連絡していない。それなのにほんの数枚しか届かない。

不思議に思っていたところ、5日になって、大量に届いた。これは日程的に、母からの年賀状を見て返事をくださったということだろう。実際、「年賀状ありがとうございました」的なコメントを書いてくださった方が何人もいる。

と、いうことは……

母は昨年、年賀状はほんのわずかな人にしか出さなかったのではないか。多くの人は前年に届いた年賀状を見ながら、誰に出すかを決めるのではないかと思う。それで、昨年は母からの賀状が届かなかったから、それならこちらからも出すのをやめましょう、と思って出さなかった。ところが今年、母から届いたので、それに返事をくださった、ということではあるまいかと。

まあ、真相はどうでもいいのだが。

いただいた年賀状を拝見すると、住所が病院になっているもの、家族が代筆したもの、今年限りとさせてくださいと断わり書きのあるものなどがチラホラある。うちもこれからどうしていけばいいか。



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