鎌倉の海

一人暮らしの母に関する覚書き。タイトルおよび記事中の写真は内容とは関係ありません

また電話

また母から電話。

私が自分の戸籍を意識するようになった時には、本籍地は現住所と同じだった。この家は私が生れる前に両親が建てたもの。だからずっと昔から本籍地は変わっていないのだと思い込んでいた。

最近、親の戸籍を取る必要があって初めて知ったのだが、両親が結婚したあとも、長男が生まれたあとも、家を建てた後も、ずっと本籍地は父の実家になっていた。ずいぶんあと、父が死ぬ直前に、ようやく現住所に移していた。

ちょうどいい機会だと思い、なぜ結婚しても、家を建てても、戸籍をそこに移さなかったのかを訊いてみた。答えは簡単――「そういうものだと思っていたから」。ではなぜ籍を移したのか。いろいろ面倒になったから。

何かきっかけがあったと思うのだが、電話でそこまで訊くのは無理か。



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