鎌倉の海

一人暮らしの母に関する覚書き。タイトルおよび記事中の写真は内容とは関係ありません

自分の知らないこと

早朝、母より電話がある。今日、福祉関係で三人家に来るらしいのだが、誰が何しに来るのか? あなたも来るのか? と。三人の来訪は初耳だが、何用あってか訪ねてくることもあるだろう。何の用かは来ればわかる、と思うのだが、自分の理解できなことが起きることが不安なのだと思う。悪いけど知らない、それに今日は平日で仕事があるから行かれない、と答えると、「そう……」と言って電話は切れた。切る前に「私の知らないところでいろいろな話が勝手に決まっていく」と呟いていて、ちょっとつらかった。

少しでも母に快適な生活を送ってもらおうと、ヘルパーさんが行く、デイサービスのための迎えの人が行く、ケアマネージャさんも時々様子を見に立ち寄ってくださる、ほかにも介護関係でいろいろな人が動いてくれている。母をスポイルして勝手に進めるはずはないのだが、そのように感じてしまうことがあるのだろう。最近は私がケアマネージャさんと話をすることも多いが、すべてを把握しているわけではない。

電話を切ったあと、そういえば今日は新しいヘルパーさんが来る日だったことを思い出した。初めての人だから、紹介したり、やり方を教えたりするために誰かが付き添っていくのではと思ったが、朝は何かと忙しいのでそのままにしていた。

午後、ケアマネージャさんに電話して訊いてみたら、果たして新しいヘルパーさんの件で新ヘルパーさん、ベテランヘルパーさん、責任者の方の三人で訪問したとのことだった。今度から誰かが母の家を訪ねる時は事前に私にも連絡をくださるようにお願いする。

夜、家に電話をしてみる。午前中の訪問者の件は特に気にしていないようだった。終わってみればどうということはないのだろう。



福祉・介護ランキング