鎌倉の海

一人暮らしの母に関する覚書き。タイトルおよび記事中の写真は内容とは関係ありません

歯科治療の謎

「歯医者さんに訪問診察を依頼」(2021/5/11)に書いたような事情で歯科の訪問診療をお願いしており、14日にその第一回の診療があった。

その後先生から電話をいただいたのだが、実は診察をしたところ、言われていたような差し歯というものがありません、というのだ。ほとんどが自前の歯であり(年齢からしてこれは素晴らしいことだと驚いていた)、差し歯はなく、詰め元が取れた様子もない。要は言われていたような問題は何もなかったとのこと。

非常に意外だが、考えてみれば、本人の説明は残念ながら信憑性が薄い。何もないならそれに越したことはない……が。

口腔内を拝見したところ、虫歯が何本かあるようなので、できれば治療をされた方がいいかと思います、とのこと。

完治のためには何回か通う必要があるが、いつまで入院されているのでしょうか、と訊かれる。はい、その質問が一番悩ましいのですが。当初は今月末には退院しなければいけないと言われていましたが、いま延長のお願いをしているところで、まだ返事を聞いていないので……もごもご。

転院先で、改めてそこの管轄の歯科医に頼んでもいいですし、ここでできるところまでやる、ということでもいいですし、鎌倉市内であれば、転院先に通って続けることもできると思います、と言っていただく。退院することになったら、その時はまだ相談するが、今はとにかくできるところまで治療をしてほしいとお願いした。次が決まっていない以上、待つという選択肢はないから。

大変礼儀正しい方で、「今日はわざわざきていただいたのに、お茶も出さずに済みません」と言われました、とニコニコして教えてくださった。

(2021/6/21 記)


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