鎌倉の海

一人暮らしの母に関する覚書き。タイトルおよび記事中の写真は内容とは関係ありません

面会の制限

新型コロナウイルスの新規感染者数は、昨年の7月、8月には全国で連日2万人を超す日もあったが、9月の後半から急激に終息の様相を呈し、10月にはほぼ収まったかのようであった。これを受けて、これまで面会は原則家族のみ、月一回、一回10分、かつ、会うのはロビーで、建物の中には入れない、という厳しい制約があったのだが、12月から部屋に入ってもよく、時間も20分まで可となった。

時間の制限はよくわからない。20分がいいなら30分だってよさそうなものだが、いきなり一気には無理だから、少しずつ様子を見てということなのだろう。回数と人数の制約は致し方ないが、時間に関してはもう少し緩めてほしいとは再三申し入れをした。相談をしたり、聞き出したりしたいことがあっても、10分枠ではほぼ不可能。そもそも、打てば響くような会話を続けるのは難しい。互いの近況報告からはじまり、ゆっくりと話をしないといけないが、10分では挨拶だけで終わってしまう。

ともあれ、制限が緩んだのは喜ばしい。先月の面談では初めて部屋を見ることができた。

思ったより広く、小ざっぱりした明るい部屋で、窓からの眺めもよい。それが確認できてよかった。が、家具や物の配置を改めて見て、いろいろ思うこともあった。できるだけ快適に過ごせるようにしてあげたいが、それには部屋の状態を把握することは必要不可欠である。

そう思っていた矢先に、ヒマワリから連絡があり、今月から再び、10分以内、面会はロビーでのみ、ということになると言われた。現在のオミクロン株の急速な感染状況を見ていると、致し方ないとは理解できるが、部屋の中に入れないのはつらい。
(2022/1/18 記)


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